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学生1人当たりの交付金・補助金額

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旧帝大と筑波大学

5位 東京大学  313万円(613万円)

9位 東北大学  296万円(485万円)
11位 京都大学  258万円(450万円)
12位 筑波大学  257万円(444万円)
13位 九州大学  231万円(368万円)
14位 名古屋大学 217万円(359万円)
15位 北海道大学 215万円(343万円)
16位 大阪大学  215万円(333万円)
東大だけ突出して高額となり、他は333万〜485万円となっている。2015年度と比べるとすべて金額は上昇しており格差が広がりつつある。 大学院生を含めれば東京大学との差は縮まり、阪大北大名大は後述の山梨大学とあまり変わらなくなる。
医学部を有する国立大学
17位 山梨大学  210万円(262万円)

21位 福井大学  198万円(246万円)
21位 群馬大学  198万円(246万円)
26位 鳥取大学  196万円(224万円)
27位 秋田大学  194万円(233万円)
29位 徳島大学  188万円(236万円)
30位 岐阜大学  186万円(239万円)
 宮崎大学  183万円(216万円)
 島根大学  182万円(203万円)
 高知大学  181万円(203万円)
 大分大学  180万円(202万円)
 広島大学  178万円(255万円)
 三重大学  174万円(212万円)
 香川大学  167万円(190万円)
 佐賀大学  165万円(188万円)
 琉球大学  163万円(182万円)
 弘前大学  160万円(187万円)
 鹿児島大学 158万円(189万円)
 愛媛大学  153万円(176万円)
 富山大学  146万円(170万円)
 山形大学  139万円(166万円)
 神戸大学  137万円(191万円)
 信州大学  136円(149万円)
 山口大学  127万円(148万円)
旧帝大以外でも2015年度と比較して増額している。先入観から持つイメージとは異なる意外な結果が判明した。
山口大学は127万円と一人当たりの交付金が最も少ない。大学院生を含めた場合は神戸大学も加えて信州、山形大学とともに冷遇四天王となる。 山梨、福井、大分大は交付金が少ない大学3校となるが、学生一人あたりの計算となるとトップの広島大学を追い抜いてしまう。 山梨大学は旧帝大学3校に迫り同水準となる。 なるほどノーベル賞の受賞者を輩出しても不思議ではないわけだ。
国立工業大学等
2位 筑波技術大学  万円(915万円)

18位 東京工業大学  207万円(455万円)
20位 東京海洋大学  203万円(292万円)
25位 帯広畜産大学  197万円(232万円)
28位 豊橋技術科学大学 193万円(340万円)
 長岡技術科学大学 182万円(361万円)
 北見工業大学  122万円(145万円)
 電気通信大学  121万円(160万円)
 京都工業繊維大学 119万円(180万円)
 東京農工大学  111万円(172万円)
 九州工業大学  97万円(133万円)
 室蘭工業大学  89万円(108万円)
 名古屋工業大学  85万円(121万円)
工業大学には多額の交付金が注入されているものだと信じていたが、 実際はそんな助成もなく医学部がない総合大学とほとんど変わりがない。 海洋大、帯広畜産と技術科学大学が高額負担であるということだけは間違いないようだ。
筑波技術は特別支援学校と同じで予算が掛かる例外と考えるが、668万円からの大幅上昇である。 名工大への酷い仕打ちと比較して本当にこれでいいのだろうか。東工大は学部生だけであれば京大に匹敵するが、 大学院を含めると2015年との比較で金額が減少している数少ない大学となる。 東大とともに院生が増えすぎてしまったのだろうか。

文系単科大学他

23位 東京藝術大学  (245万円)

 お茶の水女子大学  171万円(234万円)
 奈良女子大学  139万円(174万円)
 岩手大学  130万円(152万円)
 宇都宮大学  117万(145万円)
 一橋大学  91万円(130万円)
 横浜国立大学  89万円(116万円)
 静岡大学  98万円(115万円)
 茨城大学  91万円(107万円)
 和歌山大学  92万円(104万円)
 滋賀大学  90万円(96万円)
 東京外国語大学  81万円(93万円)
 埼玉大学  75万円(92万円)
 福島大学  81万円(86万円)
 小樽商科大学  51万円(65万円)

教員養成単科大学

3位 鳴門教育大学  (811万円)+78万円

8位 兵庫教育大学  (559万円)+57万円
10位 上越教育大学  (469万円)+22万円
19位 京都教育大学  (299万円)+21万円
24位 奈良教育大学  (234万円)+21万円
 鹿屋体育大学  (197万円)+7万円
 宮城教育大学  (195万円)+15万円
 東京学芸大学  (165万円)+3万円
 大阪教育大学  (161万円)+20万円
 福岡教育大学  (140万円)+27万円
 北海道教育大学 (139万円)+10万円
 愛知教育大学  (137万円)+15万円
私を含め、国立大学に対する引き締めは年々強まっていると信じて疑っていない者が多いと思うが、 少なくとも学生一人当たりの計算では2015年との比較であれば総じて増額している。
鳴門教育大学は国立大学すべての中で3位。金額は1年間で800万円強。 4年間で3200万円を超える。教師を一人育てるのにおよそ3千万円。実に恐ろしい世界が今でも続いている。
鹿屋体育大よりもお金が掛かってしまう上位5校は何かしらの改善が必要と指摘したものだが、 改善されるどころかコスパは悪化していた。昨今の教員不人気や予算不足の救済喧伝から、 嘸かし厳しい引き締めが行われていると予想していたが、そんな事実はまったくなかった。
個人的には教員養成は私学ではなく国立大学で行うべきと考えているので、相変わらずコスパが優秀な北海道教育大を応援したい。 信州大学や山形大学といい、蛸足大学は人件費を大幅に節約できるものなのだろうか。
医科単科大学と旧六
1位 東京医科歯科大学 (1091万円)

4位 旭川医科大学  (621万円)
6位 滋賀医科大学  (609万円)
7位 浜松医科大学  (578万円)
 長崎大学  179万円(219万円)
 熊本大学  163万円(205万円)
 金沢大学  160万円(210万円)
 新潟大学  142万円(172万円)
 岡山大学  136万円(180万円)
 千葉大学  131万円(172万円)
医科歯科大学は国立大学すべての中でトップ。金額は1年間で1000万円超。 6年間なら6500万円。推定になるが医学部医学科の学生ならば一人で1億円に迫るのではないか
千葉大学は神戸大学と同じように単に学生数が多いだけという結論が正しそうだが、 そうなると旧帝大と筑波大学の優遇っぷりを改めて思い知らされる。 上で冷遇四天王と紹介してしまったが、旧帝の対極に位置するのは千葉岡山を加えた冷遇六大学となりそうだ。
私立医科大学の補助金
 東京慈恵会医科大学  (310万円)

 日本医科大学  (304万円)
 関西医科大学  (287万円)
 聖マリアンナ医科大学  (281万円)
 東京女子医科大学  (228万円)
 東京医科大学  (200万円)
 自治医科大学  (197万円)
 昭和大学  (190万円)
 獨協医科大学  (174万円)
 埼玉医科大学  (158万円)
 愛知医科大学  (124万円)
 藤田医科大学  (112万円)
 川崎医科大学  (108万円)
 岩手医科大学  (92万円)
 兵庫医科大学  (88万円)
 順天堂大学  (84万円)
 大阪医科薬科大学  (73万円)
日本医科大学は私立大学の中ではトップの年間430万円であったが、300万円までに減少している。 日本医科と関西医科は医学生だけなので、看護学生が存在する慈恵会医科は年額400万円を超えるものと思われる。 聖マリアンナも同様なため、自治医科大に抜かされると推測できる。そう考えると東京女子医大がまだまだ優遇されているようだ。
順天堂大学の学部新設ラッシュで真実を追い求めるのはもはや不可能だろう。
学生一人当たりの補助金額が多い大学(医科大を除く少人数私大と創価大)
1位 東京歯科大学  (116万円)

2位 豊田工業大学  (93万円)
3位 東京神学大学  (91万円)
4位 身延山大学  (69万円)
5位 聖路加国際大学  (67万円)
6位 東京基督教大学  (62万円)
7位 神奈川歯科大学  (56万円)
8位 高野山大学  (47万円)
9位 松本歯科大学  (41万円)
10位 奥羽大学  (40万円)
11位 育英館大学  (39万円)
12位 福岡歯科大学  (38万円)
13位 日本獣医生命科学大学  (38万円)
14位 鳥取看護大学  (37万円)
15位 函館大学  (32万円)
16位 明治国際医療大学  (32万円)
17位 創価大学  (30万円)
18位 大阪歯科大学  (29万円)
豊田工業は国立大学と同等レベルの補助金が分配されており、国立大学並の学費で運営できるのも納得がいく手厚いものとなっている。 トヨタの納税額からすると微々たる返金となるわけだが、私学でこれはいいのかな?と少し疑問に思う。先進国なのにこれでいいのかと
聖路加は2015年度と比べて10万円減少しているが、まだまだ高額で比較対象となる日本赤十字は20万円、天使大学は23万円である。 歯科大学は東京歯科のみ突き抜けて上昇しているが、他の大学は大体下がっているので東京歯科大学以外は相応と考えられる。
一番の問題は宗教問題であろう。かなりマシになったとはいえ憲法上こんなんでいいのか?と疑問を抱かざるをえない。 私学補助金は憲法違反などと言われたりすることもあるが、あまりに金額が大きいと批判も正当性を帯びてくる。 身延山大学は12位から4位に上昇している。

 
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